足に合ったシューズを履き、歩くこと自体が“治療”になる|足の治療院 GenkiStyle 岩井 元気 | 株式会社DIFF.

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足に合ったシューズを履き、歩くこと自体が“治療”になる|足の治療院 GenkiStyle 岩井 元気

足の治療院 GenkiStyleを経営する岩井 元気さんに取材を行いました。

現在、岩井さんは専門的かつ医科学的に裏付けされた知識、技術を提供し、足の悩みに対する治療を行っています。同院は、専門的な足の知識「足病学」、​​シューズフィッティングの知識、販売されているシューズの特性、歩行観察の知識等を深く学び、足・膝・腰に悩む方の為の治療院です。

今回は、「足病学」を知った経緯や足に悩みを抱えている方に向けて提供している治療内容・アドバイスについてお話を伺いました。

足の治療院 GenkiStyle
https://www.genkistyle-lab.com/

プロフィール


鍼灸師
日本水泳連盟医科学委員会連携組織
日本水泳トレーナー会議会員
日本足病学協会 理事
日本足病学協会
 –上級/中級認定セミナー講師
 –シューズ療法クラブ講師
 –歩行分析セミナー講師
Foot Science International社(ニュージーランド)認定
フォームソティックス認定メディカルアドバイザー資格
(Formthotics Authorized Medical Adviser)

『腰椎椎間板ヘルニア』を経験。シューズ、インソール等で改善

–現在経営されている足の治療院 GenkiStyleについて教えてください。

当院は、開院して6年目になります。来院される方は40代〜60代の女性が多く、外反母趾、変形性膝関節症をはじめとした下半身の障害に対して治療を提供しています。

主にシューズの選び方・歩き方について治療・指導を行い、患者自身の治癒力を活かした治療を行っています。


–足病学を知ったきっかけを教えてください。

開業前に別の治療院で働いていた頃のことです。施術をしていて、ベッドの上では体感として改善されても、2週間ほど経つとまた(患者に)症状が出てきてしまうということが続きました。また、通常は数週間で改善されるはずなのに症状が長引くというケースもありました。

歩き方に原因があるのでは…と考え、まず歩行分析に関する知識を学び始めました。その後、歩き方に関して指導ができるようになり、フォームソティックス(https://formthotics.ashika.tokyo/ )を扱うようになってからはインソールについても学ぶようになりました。

–ご自身も怪我を患った経験があると伺いました。

20歳の頃、当時は水泳をしていました。腰が痛くて起き上がれなくなってしまったことがありました。診察を受けると『腰椎椎間板ヘルニア』と診断を受けました。ショックでした…。

鍼治療に通い始めるも、根本的な解決には至りませんでした。そこで歩行分析やインソールを取り入れたところ、痛みが引き、症状が改善しました。こうした自分の経験も踏まえ、知識の習得と治療の提供を行ってきました。

足に合ったシューズは、履き続けること自体が治療になる

–足に合わないシューズを履き続けると、何がいけないのでしょうか。

人間は二足歩行で過ごしていて、シューズを履くことは必須です。歩いていると、地面からシューズ、足の順番に下からの反力が伝わります。シューズとは、地面と足の間で反力を受け止め、足に伝わる力を調節するツールです。

足に合わないシューズを履いていると、反力が分散します。足のさまざまなところに反力がかかり、結果的に怪我のもとになります。普段はすぐに体感として表れることがなくても、足に合わないシューズを履き続けることで溜まっていく疲労等は蓄積しています。

–普段はどのような治療、アドバイスをされていますか。

来院される方は、全員足に合わないシューズを履き続けたことで障害や怪我を抱えるようになってしまった方々です。

患者様に対しては、「シューズを履くこと自体が治療」「シューズは治療」とお伝えしています。足に合ったもの、機能性が高いものを履いて過ごすこと自体が予防・治療になるのです。当院では、患者様全員にシューズ変更を促します。

とはいえ、最初は口頭だけで説明してもわかりづらいものです。そこで、当院では192足の試し履きシューズを用意しています。足に合ったシューズを履いて動いてみてもらうことで実感を得ていただくようにしています。


理想を言えば、足型測定を通してできるだけ早く、誰もが足長以外の情報を得られるようになることが大事です。

最低限、シューズの選び方に関する知識も広まっていう状態を作れたらいいですね。「踵がかたい」「つま先だけが曲がる」「シューズ全体が捻りづらい」の3つは覚えておいてください。足病医が大前提の知識として持っている「良いシューズを選ぶポイント」です。

また、私が指導した先生は500名を超えました。身近に入れば、ぜひ気軽に頼っていただきたいと思っています。

–左右別サイズ、または片足だけシューズを購入できることは、どのようなメリットがあると思いますか。

シューズ療法をしていくにあたって、そもそも左右の足は別のものだと捉えています。サイズも異なりますし、障害が怪我をしたとしても両足で症状が同じではありません。そのため、左右別・片足でシューズを買える「DIFF.」はとても救いになるサービスだと感じます。ラインナップが増えていけば、業界の救世主的な存在になっていただけると期待しています。

シューズを“治療ツール”として認知してもらいたい

–今後実現していきたいことを教えてください。

私自身は、この仕事を使命だと思っています。今はシューズ=ファッションとして捉えられる場面が多いですが、娯楽・趣味であるシューズを治療ツールとして認知してもらえるようにしていきたい。

また、シューズ、インソールに関して知識を持つ先生を増やしていくことで、足に悩みを抱える方を救える同志を増やしていきたいと考えています。

まとめ

足の治療院 GenkiStyleを経営する岩井 元気さんに取材を行い、「足病学」を知った経緯や足に悩みを抱えている方に向けて提供している治療内容についてお話を伺いました。

足とシューズにお悩みを抱えておられる方は、ぜひ同院や当社サービスをご活用ください。


足の治療院 GenkiStyle
https://www.genkistyle-lab.com/

足病学サミット2024 セミナーページ
https://www.podiatryjapan.com/events

片方ずつシューズを買えるサービス「DIFF.」購入サイト
https://store.diff-shoe.com/

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https://twitter.com/DIFFShoe

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