「足のタコや痛みは靴選びで予防。自分に合った靴選び 4つのポイント」 | 株式会社DIFF.

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「足のタコや痛みは靴選びで予防。自分に合った靴選び 4つのポイント」

株式会社DIFF.の古川(https://twitter.com/Furukawa_Hiroak)です!

株式会社DIFF.は、「足が喜ぶ、あしたをつくる。」を掲げ、左右別サイズでシューズを買える次の時代の新しい常識を創り上げることに取り組んでいます。株式会社DIFF.は、左右別サイズでシューズを買えるサービスをついにリリースしました!

左右でオススメされるシューズのサイズが違う人は20%にも相当すると言われています。そのため両足同じサイズのシューズのみだと、いずれかの足にはサイズ違いが出てしまいます。

サイズ違いが足に良くないことはなんとなく感覚的にわかりますが、実際はどうなのか、科学的見地から答えている記事はあまり見当たらないようです。また、「合っている」とは、どのような状態なのでしょう?

そこで今回は「足に合わないシューズを履くことで生じる問題」「足とシューズが合っている状態とは?」をテーマに、記事を書かせていただきました。自分の足とシューズがマッチしているのかを見つめ直す機会になりますので、シューズ選びに悩んでいる方には特にご覧いただきたいです!

目次

〇「合わない」シューズを履くことで生じる問題
〇足とシューズが「合っている」状態とは?
〇足の計測項目、計測方法
〇まとめ

(※この記事は関連研究をまとめたものですが、一部簡略化可能な部分はChatGPTにより作成しました。)

◯「合わない」シューズを履くことで生じる問題

「なんか足に魚の目(ウオノメ)やタコができやすいんだよな」「なんとなくシューズが合ってない気もするけど、違和感を我慢して歩いている」

という方は実は多くいらっしゃるのではないでしょうか?

なんと、63 ~ 72%もの人が不適切なサイズの靴を履いている(文献1)という報告があります。このレビュー論文は高齢者、関節炎や糖尿病を患う人が対象である研究を多く含んでいるため、一般的にはもっと少ないかもしれませんが、多くの人が不適切なサイズのシューズを履いているとみてよさそうです。

そして、合わないシューズを履くことにより以下の問題が生じることが挙げられています(文献1、2)。

・足の痛み
・魚の目、タコなどの皮膚病変
・前に進む力(推進力)の低下

なお、これら多くの研究は高齢者を対象としており、一般化できるかは更なる研究が必要とされています。研究結果が高齢者に焦点を当てたものであっても、足とシューズのアンマッチが原因で発生する問題やそのメカニズムは、年齢や健康状態にかかわらず共通するものがあります。

そのため、合わないシューズを履いている場合は、足の痛みや皮膚病変のリスクに加え、ランニングやウォーキングにおいて余分な力を使ってしまっている可能性があります。

〇足とシューズが「合っている」状態とは?

2019年に、足とシューズが合っていないことで生じる問題について、複数の研究がまとめられています(文献2)。この文献が示すように、実はその「合っていない」を判断する方法は研究により様々です。

例えば、足のサイズや形態(かたち)を測定して判断する方法以外にも、

・シューズの履き心地やフィット感を主観的に点数化する
・検査員が特定の評価基準に基づき、シューズの良し悪しを判断する

等の方法でシューズとの相性が評価されてきました。


その上で、今回は計測できる「サイズ」や「形態(かたち)」に着目して、自分の足とシューズが本当にあっているかを見つめ直す観点をご紹介できればと思います。

〇足の計測項目、計測方法

足の計測ポイントは、代表的なものだけで7つあります。(文献3)

・足長
・足囲
・踵幅
・足高
・アーチ高
・踵の傾斜角度
・第1趾側角度

足の計測ポイント(文献2より引用)

なかでも今回は4つの観点に絞って紹介します。

理学療法士の方にお聞きしたところ「足長」については、フィットしたシューズを選べている人は多いようです。

「足幅」に関してはフィットしないシューズを選んでしまっている人も多いとのこと。あるレビュー論文においても参加者の46%以上もの人が狭すぎる靴を履いていたとされています(文献3)。

また、シューズ選びの際には「ソール(靴底)の硬さ」も重要。ソールがペラペラの柔らかすぎる靴や、革靴などの硬すぎる靴は足にかかる負担が大きく、怪我に繋がりやすいそうです。適度な硬さのソールで、足の推進力を作ってくれるものがおススメとのこと。

最後に、聞きなれない概念ですが、「トゥ・ブレイク」というものがあります。これは靴の前部の折れ曲がりやすい位置のことで、これが親指の関節の位置と合っているかどうかが重要だそうです。

トゥ・ブレイクと足の関節がうまくマッチしていないと圧力がおかしな位置にかかり、皮膚病変(ウオノメやタコ)などに繋がりやすいそうです。また、左右で靴のサイズが合わない場合は必然的にトゥ・ブレイクの位置と足の曲がる位置がズレてしまいます。

片足の同じ部分にいつもウオノメやタコが出来る方は足の大きさに左右差がないか?一度確かめてみてもよいかもしれません。

文献4から引用

以上が、理学療法士として重要視されるポイントでした。

さて、注意する点がわかったところで、どうやって自分の足を計測したらいいのか困っている方におススメの記事をご紹介します。

【自宅でできる足の測り方】

https://ec.benexy.com/sp/size/#foot01

こちらでは印刷した紙とペンで自分の足サイズを測れるようになっています。測ってみて初めて分かることもあり、シューズ購入時の迷いも減らせますので計測をオススメします。

また、DIFF.でも計測用のシートを用意していますので是非下記のURLからダウンロードして実際に計測をしてみてください。

https://corp.diff-shoe.com/diff/wp-content/themes/diff/dist/assets/pdf/%E8%A8%88%E6%B8%ACsheet_diff.pdf

〇まとめ

今回の記事ではいくつかのシューズチェックの観点をご紹介しました。

中でも、足長や足幅、シューズのソールの硬さ、トゥ・ブレイクの位置は特に要チェックです。そして、合わないシューズを履いてしまうと足の痛みや皮膚病変、推進力の低下を招く可能性があり、マッチしたシューズを選ぶことが重要です。

足に問題を抱えやすい人は、上記のポイントで自身のシューズが本当にフィットしているか、確認してみてはいかがでしょうか?日々身に着けるシューズは、健康に最も影響の大きな衣服と言えるでしょう。左右の差異にまで注意を払う価値があると思います。

DIFF.のサービスにより、左右差に応じたシューズ選びをできる人が増えると幸いです。皆様が最適なシューズに巡り合えますように。

文責:古川大晃

文献
(文献1) Buldt, A.K., Menz, H.B. Incorrectly fitted footwear, foot pain and foot disorders: a systematic search and narrative review of the literature. J Foot Ankle Res 11, 43 (2018). https://doi.org/10.1186/s13047-018-0284-z
(文献2) Branthwaite, H., & Chockalingam, N. (2019). Everyday footwear: an overview of what we know and what we should know on ill-fitting footwear and associated pain and pathology. The Foot, 39, 11-14. https://doi.org/10.1016/j.foot.2019.01.007
(文献3) 市川将, & 楠見浩行. (2019). 人の足と形態変化. バイオメカニズム学会誌, 43(2), 89-94.
(文献4) 体のための「靴の選び方」-靴のチェックポイント- | 三浦. [cited 24 April 2022]. Available: https://stmaria-future-clinic.jp/column/体のための「靴の選び方」-靴のチェックポイント

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